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「逃げないならただの的だ。墜ちろっ！」
再び機首の12・5ミリ機銃を一連射する。
反応の遅れたウォーホークがエンジン上部を撃ち抜かれ、被弾と同時に潤滑油と黒煙を吹き出した。
操縦士は機体を諦めたのか脱出、白い落下傘が開く。
《よし、二機目！
サクヤ軍曹、散開して自由戦闘に移れ!!》
《はっ、了解です！》
ここでアンダースン中尉は二機編隊を解き、単機での戦闘に切り替えた。
既に敵の編隊は崩れ、バラバラになっている。そのため二機で一機を墜とすよりも、各個撃破を狙ったほうが良いと思ったのだ。
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