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雷鳴のような爆音と連続した爆発が起きた。
床が揺れ、コンクリートで固められた天井から埃が落ちてくる。
「ほ…砲撃!?」
「本部に連絡だ!!」
断続的に揺れる床に耐えながら電話を取る。
《こちら第七十三警戒地区、
敵の攻撃です!》
《……》
《本部!本部!!
クソッ、電話線が切れたか!》
通じない電話を叩き付け、衝撃に耐え続ける。
絶え間無い雷鳴、震える床…
どれだけ続いたのだろうか…
「…?」
「砲撃が…止んだ…?」
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