100213 沈む

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
  溺れていく。 深い深い、青い空の底に。 僕の手は、まだ確かに 雲の上を掴んでいるのに。 脚だけが、何かに引っ張られていく。 辛くは無い。 ただ少し、不安なだけ。 下に見える明かり。 そこへ着けば僕は助かるのかな? それとも 消えて失くなるのかな。  
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!