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その頃、連合軍の本陣は慌てふためいていた。
「どうするんだ!!!」
魔王が進軍してきた事により、会議を開いていた天使や人間達。
「落ち着けアレン。今はこいつらと争う時じゃない。」
ハゲた初老がアレンと呼ばれる男の肩を掴む。
アレンは渋々椅子に座った。
「しかし大天使様…どういたしましょうか…」
ハゲた初老はアレンが座ると同時にそう言った。
アレンの目の前に座る、何枚もの大きな羽の生えた白髭の大天使は深く頷く。
白く丸いテーブルの周りを座る大天使を除く7人が大天使に注目する。
大天使はゆっくりと白髭のかかった口を開いた。
「最早血を流さぬ事など出来ぬか……悲しい事よ…。
皆の者…武器を持ち、戦うのじゃ。あやつら魔族の好き勝手にはさせんぞ!」
大天使のその言葉を聞き、待ってましたと言わんばかりにアレン達が立ち上がった。
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