序章

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アレン達はその後、直ぐに会議室を出て戦場に駆り出た。 魔王達もその直後、連合軍に総攻撃を仕掛けた。 魔法が飛び交い、人間の兵士達は次々と紫色の炎に身を焼かれていく。 天高く飛ぶ竜の上から魔王はその様子を見物しながら怒声混じりの笑い声をあげる。 「良い様だな人間共!!お前らのような下等生物に魔族が負ける訳がなかろう!」 「しかし厄介なのが天使共ですね。私達の弱点の【光】を使いますからね…」 魔王の後ろで、同じように竜に跨がるアデノイドも顔をしかめながら、そう呟いた。 「大丈夫じゃ。奴らは【光】を使うが、それ以前に身体が弱いからのぉ…」 「左様でございますな!」 魔王は高見の見物をしながら更に高笑いをした。  
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