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・エグゼキュシオン=仏語。演奏。
ここでは星の名前。現実の地球と同義。
約2500年前まで隆盛を極めたエオエグゼ(造語。音を奏でる人)での言葉で、地下空洞には自然に木琴のような高い音が鳴る水晶『レーヴ鉱石』が多数埋まっていることから、星自体が音楽を奏でていると考えられエグゼキュシオンとつけられた。
尚、エオエグゼ種はヒュマ種との戦争でほぼ絶えた状態になっている。
現在の人口はヒュマ種が殆どを占めている。
・エグゼキュシオンには大きく分けて三つの大陸がある。
一つめは縦長の大大陸『アインセリア』と、海を隔てて円形状の大陸『セイン』、そして比較的小さな大陸『イアンデ』がある。
この中でアインセリアは一番発展していて、人口も一番多い。街並みのイメージは中世~近世ヨーロッパに近く、文明レベルは蒸気機関に似た『レーヴ機関』が発展しているため、1800~1900年頃の先進国に近い。
イアンデは日本や東南アジアのような世界で文明は近世と中世が交じりあったようなもの。
多少レーヴ機関が発展しているが、アインセリアに比べるとまだまだ発展途上。
そして三つめの大陸セインは一番人口が少ない。
街は無く、各地に世界でももうほとんど残っていない純血のエオエグゼ種が小さな集落を作っているぐらいである。
排他的で、セラフィム教団のことを良く思っていないため、セラフィム教団からは危険民族指定されているものの、代々の聖女が純血のエオエグゼ種であるため公にはされていない。
文明レベルは古代~中世なみ。自然と共に生きる彼らは、一切レーヴ機関に頼ることなく原初の生活を営んでいる。
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