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腕や足に端子を挿す事によって肉体を変化させ、身体能力、各々の持つ特殊能力を、まさしく超人的に高めてくれる。
彼女を追っているのは、そのガイアメモリを使った者達だ。
(この私が雑魚妖怪相手に逃げ回る羽目になるなんて―――!)
声には出さずに心情を吐露する。
そう、彼女の背後に居る敵は、本来ならば彼女が片手間で圧倒できる程度の妖怪だ。
しかしガイアメモリを使用していることによって、圧倒的なまでに開きがあった能力差が埋まり、つい先程敗北を喫して逃げている最中なのだ。
そうこうしている内に距離が徐々に詰められる。彼女は慌てて加速する。
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