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女の子達の微妙な英語と勢いに負けているんだろうか。
彼の表情は少し離れたあたしからでも若干困った様に見える。
残念ながら一生懸命な彼女達に、そんな空気を読む余裕は無いらしい。
そんな彼らの様子が可笑しくて、思わず笑ってしまった。
その瞬間、あたしに気付いた彼と目が合った。
ちょっと可哀想だけど、さすがに群がる女の子達を追い払う訳にもいかない。
困りきった青い瞳に笑顔を送り、ダンスフロアへ向かった。
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