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新作のファッションを身に纏い、奇抜なメイクや髪型をした彼女達は、華やかな照明と音楽によって、より一層、非現実的な空間を創りあげていく。
ショー自体は美しく演出されていて、それなりに退屈しないけど、音を聞いても微動だにしない女の子達に囲まれて身動きが取れないのは不愉快だ。
少しうんざりしてきたあたしは、ダンスフロアから逃げ出す事にした。
ラウンジへ出ると、さっきの金髪の彼がスタッフと話していた。
ショーが始まったおかげで、女の子達からは解放された様だ。
バーカウンターにいるあたしを見つけた彼は、微笑みながら隣へやってきた。
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