自分の理想の相手

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部活も終わり、綾乃と一緒に校門で蘭を待つことにした。 あたしのもう一人の親友、高木 蘭(タカギ ラン)。会話は少し辛口やけど、悪気は全くない。この高校に入って初めて知り合った子で、バスケ部のマネージャーをしている。 蘭のいるバスケ部は県ベスト4に入るぐらいの強豪で、ほとんど毎日延長して部活をしている。 だからいつもあたしは綾乃とこの時間を恋バナをして過ごす。 「クラスに良さげな男子とかおった!?」 「いたいた!!○○くんやろ、△△くんやろ、□□くんやろ…」 「多っ!!」 そんなに良い人おらんかった気がするけど。 「なんか優しい人多いし~」 …それだけで好き言うとったらいつまでも独身のままやろ。 「え~あたしは○○くんとか無理~!!やっぱ吉崎くんやなぁ」
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