自分の理想の相手

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「…まあ河野ならカッコイイし良いんじゃない?」 「急に話変えるなっ!!つか絶対吉崎くんのほうがカッコイイしぃ。」 綾乃はまた大きなため息をつき、自慢のウェーブのかかった栗色の髪を掻きあげる。 「あんたそんなんやったらいつまでも彼女いない歴=年齢のままやで…」 「はうっ!?」 一番痛いとこついてくるな… 「いまどき高校生は皆処女なんか卒業してるで。」 「ううう…」 綾乃とは中学から同じやったけど、なんと中3で処女を卒業してしまっている。ちょっと青春し過ぎな気もするけど。 「真矢可愛いのにな…ほんまにもったいない」
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