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ちなみに、俺のとーちゃんの栄之助(エイノスケ)はいつも家で仕事をしている。やからいつも書斎にこもっている。
でも凄く家族想いで、今の仕事も家族に何かがあった時にすぐに対処できるようにするために変えたと言うのだから驚きだ。
まあ普段は髪ボサボサでヒョロッとしたただの無愛想なおっさんなのだが。
「今日の夕飯なに?」
「今日は鯖~」
「おっしゃ!!」
俺は大の魚好き。健康にええし、カルシウムも取らなあかんしな。
二階にある俺の部屋に荷物を置いて階段を降りていくと、魚のいい香りが漂ってきた。
「ええ匂いやわ~」
「拓海、ちょっと栄ちゃん呼んできて~」
かーちゃんが台所でかなり忙しそうに夕飯の準備をしているのはすぐに見て取れた。
「わかった」
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