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「ははは。まあ俺の子やし、おるわけないか!!」
なんやねんそれ。
「いきなりどないしたん?」
「いや、拓海に彼女おったら悲しいなー…なんて思ってな。俺は成人するまで彼女とか無縁の生活しとったし」
やっぱ今日のとーちゃんおかしいわ。
「…飯早よ行こ」
「お、おう!そうやったな!!」
はあ…彼女か……
その時もさっきのとーちゃんの言葉がなぜか気になってしまい、イライラしてきていつもはゆっくりと味わって食べる魚も急いで食べた。
「ごちそーさま」
階段を駆け上がり、部屋に戻って宿題に取り掛かった。
俺すげえ!!まじ宿題やるとかすげえ!!
……………自重します。別に賢くもないし。
しかしアホな俺の集中力は30分もしないうちに切れてしまった。
「風呂にでも入るか…」
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