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翌日。
俺はいつもより少し早く起きた。学校へ行く準備をしても電車の時間までまだ少しあったから、メールでも確認するか…と思い携帯の電源を入れた。液晶の表示を見て一瞬驚く。
着信履歴:5件
すべて大輝からの着信だった。あの後大輝は、やはり不安になったのか俺に電話しようとしたみたいやな。
まさか今日寝坊とかしてへんやろな…
俺は不安半分、期待半分で着信履歴から大輝に電話をした。
プルルルル…
中々電話に出てこない。繋がってるってことは電源切っとることはないと思うねんけどな。
しばらく携帯を耳に付けたまま待っているとボタンを押す音が聞こえた。
「お~い、大輝起きてるかぁ~?」
「ンン?…ムニャムニャ………ぬおおぉぉぉおぉぉっ!?」
素晴らしい。予想を上回るリアクションや。
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