1人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「す、すみませんでした!!」
内田だった。
「・・・え」
「いろいろあって屋上にこれなくて・・・」
今まで屋上にこれなかったことを俺に謝っていた・・・。
「・・・何で急にそのことを謝る?」
「えっと・・・。これなかったからです」
何か・・・俺が無理やりこさせたかのような気持ちになってきた・・・。
「いや・・・別にいいんだけどさ・・・」
「これからは・・・ちゃんと屋上にきます」
「あ・・・あぁ・・・・」
だめだ。もうどう見ても俺が無理やりこさせてる感じになってるよな。
「それは別にいいんだけどさ・・・。勉強はどうするんだよ。学年テストの順位5位だろ?俺はまぁ・・・不良だからともかく」
「・・・あれ?言ってませんでしたっけ?大丈夫です。私は、『授業免除』ですから」
「・・・・は!?」
コイツ・・・今、『授業免除』って言ったよな!?
「内申いくつだ!?」
「オール5です」
「この高校生活三年間の授業は!?」
「すべて習いました」
まるで普通に俺の質問い答えていく・・・・。
「・・・授業免除?」
「はい」
「・・・・・・」
・・・こんな近くにいるもんなんだな。てか、おい待てよ。授業免除の内田が学年で5位?ならその上は何なんだ!?
「な・・・なぁ、前のテストの全教科の点数ってわかるか?」
「えっと・・・確か、全教科のテストは100点でしたよ?」
「オールかよ!?」
なら内田が5位っていうのは1位に相当する・・・。名前か。名前の順番か・・・・・。
「そうか・・・ならいいな」
「はい!!」
「んじゃ、改めてよろしくな」
「あ、はい!!よろしくお願いします!!」
最初のコメントを投稿しよう!