ラブコメパンチ

入学式

４月―――入学式――――

桜に挟まれた門を抜け、俺が通うことになった藤山高校が見えてきた。

古い校舎と改修された新しい校舎が、いい感じの調和をかもしだしている。

俺ん家もリフォームしたら、こんな風になるかなぁ・・・

そんなことを思いながら、生徒玄関の前にあるクラス分けの発表を見に行く。

すでに小さな人だかりができていた。そのせいで後ろからはとてもじゃないが、紙が見えなくなってしまっている。

前田「はぁ・・・・仕方ないな。ここで俺の走りを、見せることになるとは。」

そして俺は人混みの中を、アイシールドの２１番のように突っ走った。

もちろんぶつかった人には、ちゃんと謝った。