48人が本棚に入れています
本棚に追加
/179ページ
私とルナは道具屋の隣の武器屋に行った
武器屋に入ると
でっぷり太った中年の親父が私達を迎えた
「いらっしゃいませ」
にこやかな笑顔
「色々と揃ってますよ
ゆっくり見てくださいネ」
『はぁ…
どうも』
「うーん💧
何がいいかな」
ルナがあちこち
見てまわる
私は近くにあったナイフを手にした
「あッ、それ!?
いいでしょう｣
｢私がダンジョンに出かけて手に入れた物ですよ｣
…へ？
つまり これ拾い物？
それを売ってんだ(笑)
でも物は良さそう
綺麗だし
｢あぁ、ダメダメ
お前に直接攻撃出来ると思うか!?」
ルナが向こうの方で叫ぶ
「ただでさえ
足手まといなんだからな」
「基本は戦うな」
『はぁ？』
「一応、あんたは
勇者らしいから怪我されても困る」
…さっきと
言う事違ってない？
「だからー
まぁ…そうだな」
「杖を見せてくれ」
ルナが店主に言った
「はいはいはい
こちらです」
店主が
その体型に似合わず、機敏な動きであちこちから杖を持って来た
最初のコメントを投稿しよう！