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「おや
見違えましたね」
ゼルダさんが
私を見て言った
私は何となく
その笑顔に、その柔らかな物腰にホッとしてしまった
本当にルナとは正反対
「おやおや
そんなに何を買ったんです？」
「持ちますよ
貸してください」
そうよ
これこれ
普通
男の人ってこうじゃないの？
「あぁ、
ダメダメ」
「持って無きゃ
イザって時、使えないだろ」
その言葉に
ゼルダさんは目を丸くした
「この方は勇者さまですよ？」
「戦う必要など
無いですよね？」
「……そうなの？」
「その為に
我々が同行するんです」
「…んで
勇者は何をするわけ？」
「勇者さまには
大切な仕事があるのです」
「…良くわかんねぇけど」
「とにかく
こいつを守んなくちゃなんないわけ？」
「そうです」
「どうしても？」
「どうしてもです」
「………💢」
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