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「きゃぁぁぁぁ!!!!」
またモンスターが現れた
私は怖くて
３人の後ろで頭を抱えていた
…ダメじゃん
こんなんじゃダメじゃん
わかってるけど…
でも…
……あ!!
そうだ
確か、巻物があったはず!!
私はカバンから
巻き物を取り出した
あわてて
紐をほどき、読んだ
『メラ!!!!』
私が叫ぶと
巻き物から火の玉が現れモンスターに飛んで行った
─ガスッ
『メラ!!メラ!!』
私が唱える度、
火の玉がモンスターへと飛ぶ
でも確かに
カインさんの放つ火の魔法よりは断然ショボい
だけど
だけど
憧れてた
魔法使いになれたみたいで凄くうれしい
『メラ!!メラ!!』
私の放ったメラの呪文でモンスターが一体、倒れた
やったぁ!!!!
どうよ？足手まといなんかじゃ全然ないわ!!
「まりなッ!!
暴走すんなッ!!」
ルナが叫ぶ
暴走？
何がよ
『メラ!!メラ!!メラぁ!!』
私は凄く楽しくなって
呪文を唱えまくった
─と
糸が切れた様に私の意識が飛んだ
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