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階段を使って
下に降りると、洞窟に繋がった
土がむき出しの
普通の洞窟だったが、側面の壁には無数のランプがあり、洞窟内を照らしていた
………
ウォォォォ
洞窟内に響き
反響する声…
一歩、一歩
慎重に歩みを進める
迷路みたいに
右や左、二股、どっちに行っていいかさえわからない
ウォォォォ
反響する声は
どっちから聞こえてくるか、わからない
「………」
『………』
「……!!」
突然
前を歩いていたカインさんが止まった
『どうしたの?』
「シッ…
ドラゴンだ」
『えッ!?
ドラゴン!?』
「…バカ
声が大きい」
だって
あのドラゴンだよね?
ファンタジー世界では
お馴染みの…
「やばいな
ドラゴンと戦う準備なんかしてねぇからな」
『見たい
見たいよ、ドラゴン』
「ちょっ!!
ヤバイって!!」
─「誰だ?」
地の底から響く様な声
まぎれもない…
ドラゴンの…
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