*ドラゴン*

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「わかった!! わかったから火を吐くのは止めてくれ」 カインさんが ドラゴンに近づき、正座する 「何で俺が…」 何やら ブツブツ言ってる(笑) ─「おい、娘 お前はそのくだらない我儘の為にここまで来たのか」 『はぁ…』 「そもそもだな…」 …って いきなり、ドラゴンが語りはじめた え?これって… 私達、説教されてんの!? ドラゴンに? 何で? 少なくとも私は 説教される為にここに来たんじゃ無いよね? ブツブツブツブツと やたら人間臭い説教の仕方を… ─「そこの男!!」 あ、矛先が変わった(笑) ─「だいたい 貴様がこの娘を止めれば済む事だろう?」 「はぁ…」 ─「何だ その返事は」 「だいたいだな…」 ……… 永遠とも 思われる長い時間… 私とカインさんは ドラゴンの説教を聞いていた  
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