*ドラゴン*

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「抱っこしてやる そうすれば少しは温かいだろ」 『や💦 そんな💦恥ずかしい💦💦』 「誰も見てねぇよ じゃー別にいいけど」 「暗闇だし 何が出てくるか、わかんねーぞ?」 「くっついてた方が 安心だろ?」 『………』 た、確かに… 「じゃ、来いよ 安心しな 何もしねぇよ」 『…う、うん』 私は… 手探りでカインさんの手を取り、カインさんの胸に落ちた ……… その私の背中に カインさんは自分のマントをかけてくれた ……… あったかい… カインさんの匂い… 私の心臓のドキドキ… 抱き締める カインさんの腕… き、緊張する… こんな形で 眠れるわけ無いよね… 「…まりな」 ドキッ… カインさんが 私を名前で呼んだ… 「何、息荒くしてんの?(笑) 残念だったな 何もしないぞ」 は? 『息荒くなんか してません!!』 「してるしてる …あ、そりゃ鼻息か(笑) 興奮すんなって」 『してません!!』  
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