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…あれが
モンスター…
本物のモンスター
気持ち悪いよ
怖いよ💧
私は思わずルナに後ろから抱きついた
「ぅわ💦💦
離せよ、バカ!!」
『やだやだ!!
怖いッッ💦💦』
「やっつけんだから
どいてろ!!」
『やだやだやだ💦💦』
見るとモンスターの一体が大きな口を開けた
「やべっ」
すかさず、私をかばうようにルナが覆い被さった
『きゃぁ💦💦
何するのよ!!スケベ!!』
―ベチャ…
ヒィッ
モンスターの口から
緑色の液体が飛び出し、ルナの体にかかった
「!!」
直ぐ様苦痛にルナが顔を歪める
「バカ…
毒に侵されちまった…」
『えぇッ!?』
じゃ、さっきの緑色の液体が!?
「どいてろ」
ルナが剣を杖代わりに起き上がる
『ご、ごめんなさい💦💦』
「そう思うならどけ!!」
『は、はぁぃぃッ💦💦』
私は立ち上がる事が出来ず低い体勢でルナから離れた
どうしよう…
どうしよう…
私のせいだよね?
ルナ
どうみてもフラフラしてるし勝てる訳無いよ💧💧
『誰か!!
誰か助けて!!』
叫んでみるけど
誰もいない…
何で?
町中だよね?
何で誰も来てくれないの!?
『誰か!!
誰か助けて!!』
「騒ぐなッ!!」
ルナが叫ぶ
『でも!!』
「みっともねぇから
止めろ!!」
『だ、だってぇ』
「うるさいッ!!」
…何よ💢
そんな体で勝てる訳無いでしょ!!
ルナはふらつく足を踏ん張り、剣を頭上に掲げ振り下ろした
!!
物凄い爆風
まるでかまいたちみたいにモンスターを切り裂いた
そのモンスターから
緑色の血が飛ぶ
『きゃぁぁぁぁッ!!』
気持ち悪い💦💦
私が思った瞬間
モンスターは一体残らず消え去った
そして、その代わりに
キラキラ光る石が落ちて来た
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