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ルナの後ろ姿
ルナは苦しそうに肩で息をしてる…
―次の瞬間
ルナは膝から崩れ落ちた
『ルナ!!』
私はルナの元に駆け寄った
「…騒いでんじゃねぇよ
バカ」
『大丈夫!?ねぇ大丈夫!?』
「ギャアギャアうるせぇんだよ💢」
「こうなったのは
お前の責任なんだから、その辺の道具やで毒消し草買って来い」
『わかった』
私は立ち上がり
町を見渡した
―「その必要は無い」
ゾクッとする様な
低い声がした
振り向く
あッッ!!
目の前にいたのは
ルイーダの店にいた、あの人だ!!
かなりの長身
ガッチリした体型
ステキ…
「やられたな
情けない…」
「うるせーよ💢」
「ふん、このまま帰ってもいいんだぞ?」
「………」
「ちょっと待った
カイン」
「カイン様だろう?」
カインと呼ばれたあの人はニヤリと笑いながら言った
ルナとカインさんって
知り合いなのかな?
「カ、カイン様
お願いします。助けて下さい」
「よーし」
「キアリー」
カインさんが
手のひらをルナに向け言った
カインさんの手のひらからキラキラと細かい光が現れルナを包んだ
あれ?
呪文を唱えた
じゃ、この人
魔法使い?僧侶?
思い切り戦士系の体格してるのに(笑)
しかもキアリーって
ドラゴンクエストってRPGゲームの呪文じゃん
………
「……誰?」
私を見てルナにカインさんが聞く
「へ?あぁ、こいつ?
何か冒険者らしいよ」
「へぇ…」
…すいません💧
もう少し興味持って下さい
「じゃあな
お前といるといつか死ぬからな」
ムッ💢
そんな事カインさんの前で言わなくてもいいじゃない
…確かに私がパニくったせいでルナは死ぬトコだったけどさ
「じゃあな」
カインさんは
優しく笑いながら言った
やっぱり素敵な人❤
お金稼いで
絶対あの人雇ってやるぅぅ
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