みかる

3/4
前へ
/32ページ
次へ
「またまた~!ユウちゃんは私にとぼけちゃダメ~!昨日の飲み会で、レナちゃんに告ってたでしょ~?」 「何でそれを!?」 「私見てたし~。にやにや!」 「見られてたか!これはお恥かしいね~」 「近くにこんなに可愛い女の子がいるのに、他の女の子に告るなんて、ユウくんひどいよね~」 「近くって?少なくとも、半径1メートル以内には、可愛い女の子は見当たらないね~」 「ひっどい!あはははは!!このフシアナめ!泣いちゃうから!!本気で泣いちゃうから!!」 「女の子を泣かせるのは、俺っちの趣味じゃないね~。女の子は笑ってるところが一番可愛いし?だから、どうか元気を出して、マドモアゼル!」 「あっははは!誰がマドモアゼルだ……ってまあ、冗談はさておき……」 「うん。?」 「……レナちゃんってさぁ」 「うん」 「……いい子だよね」 「……そうだね~。優しいしね」 「だから……悲しませたりしたら、私が許さないんだからね!」 「もちろんもちろん!……って、まだ付き合ってもらえるかどうか、分かんないけどね」 「そんときは、まあ……うん……」 「そんときは?」 「……わ……私と付き合えばいいし!あはははっ……な……な~んて!」
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加