告白

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「くすっ……そんなにモテたらいいですね。でも、私なんて全然ですよ。ユウグレくんって、やっぱり変な人ですね……」 「変かどうかは分からないけど~、レナっちが笑ってくれるなら、なんだってしちゃうよ~?」 「例えば?」 「メイド服着て講義受けちゃう。最前列で!」 「あははっ……!」 「しかも、すんごいキレイにノート取っちゃったり!教授の計算まちがいを、超スルドく指摘しちゃったり!」 「あははははっ!!ユウグレくん、ダメだよ、そんな!怒られちゃうよ!」 「授業終ったら、ホワイトボードをお掃除するから、大丈夫だよ~。でもって、教授が教室から出ていくときは、『行ってらっしゃいませ、ご主人様』って言って送り出すしね~。教授も気分良くなっちゃうんじゃない?」 「あははははっ!変なの!変なの!それ、岩崎教授の講義のときにやってみて」 「いいよ。俺っちのメイド姿で、岩崎教授のハゲが治っても知らないよん」 「あははははっ!治るんだ!治っちゃうんだ、頭!」 目に涙をためて、俺っちのつまんない話を、笑ってくれるレナっち。 まいったね。超可愛いし! ……本当、この笑顔が見れるなら、なんだってしてあげたいな~。
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