11人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
しかも歌詞が異様に難しい
っていうかあれ目が悪い人は見えないと思うんだが…
「ちょっと、みえないじゃない!」
声がしたほうを見ると、また高校まで一緒の岸岡 詩織
がいた
一見おとなしそうだが、常にクラスをまとめる、リーダー的な存在である
俺はさりげなく詩織に話しかけた
「あの歌詞、見えても読めないぞ・・・?」
すると、自然に詩織が答えてくる
「んーーーそうだ、ちょっときみ、あのかしあたしに読んでよ!」
無茶振りに俺は反論する
「無茶言うなよ!」
「うぅーそうだ、きみ、なまえは?」
詩織は頭を抱えつつ、俺の名前を聞いてきた
「しゅん…だけど」
「しゅんね、あたしは
しおり、4組よ」
やっぱり同じクラスだったか…
「俺も4組だぞ」
「じゃあちょうどいいわ、きみ、あたしのこぶんにしてあげる!」
…なんでだよ?!
「いや、遠慮しておく…」
「きょひけんはないわ!」
地味に難しい言葉知ってるし…
最初のコメントを投稿しよう!