衝撃の入学式

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結局6は絵本だった 内容がぶっ飛んでて理解できなかった。 なのにみんな泣いていた どういう事なんだろう… その後は比較的スムーズに入学式が終わり、教室にて、席につく事になった 左隣に海人、右隣に優奈 前にこころ、後ろに詩織 なんかすごい仕組まれた感がするんだが… 「よろしくな、ねぐせにんげん」 寝癖?…あぁ、さっき寝た時に… 次々とみんなが話し掛けて来る 「ねーいつボールとるのー?」 「あれは取れないって…」 「この本、おもしろいよ」 と、こころが本を見せてくる 「あーあとで借りるよ」 「しゅんはげぼくだから、なんでもしたがいなさい!」 なんか変な話になってるし! 「拒否権は?」 「ない!」 あっさりと自由を捨てられてしまう 「げぼくだって、ぷ」 と海人が言ってくる 「きみ、うみひと君? きみもげぼくけってい!」 うみ…ひと… 思わず笑いそうになってしまう 「おれはかいとだー!」 するとこころと優奈も話しに混ざる 「楽しそう…わたしもまぜて」 「わたしもげぼくはいやだけど、まぜてよー」 「わかったわ!こころちゃんとゆうなちゃんはふくリーダーにけってい」 俺ら下僕組は反論する 「はぁ?!」 「おれらは?」 「だいじょうぶよ、たぶん」 優奈が不安なフォローをする 「そうよ、たぶん」 と詩織に言われ、さらに不安になる 「不安だ・・・」 「なんでおれらだけなんだよー」 海人が叫ぶが 「なに?うみひと、きこえなかった」 と言うと海人がキレて 「なんだとー!おれはかいとだー!」 と、海人が詩織に飛び掛る 「はぁ…」 俺はこれから何度ため息をすることになるんだろうか…?
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