探検、そして命がけのサバイバル

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詩織を先頭に、 どこからか旗を持ってきた海人の後ろに、俺と優奈とこころが後ろで歩いてると 山田が虫眼鏡を覗きながら 「お、これは1999年に発見された新種の…」 あれ?公園にいるのにいままで発見されなかったの?? とりあえず気にせず歩き続ける 一体どこに行くつもりなんだ…? 「わー!あのちょうちょキレイ!」 「本当だーしんしゅかな??」 優奈とこころが目を輝かせているとバカ3人組が電車ごっこをして、横切る 先頭の八太がシュッポシュッポ言って、 真ん中にいる盛田が 「次はー草原駅ー次もー草原駅ー」と、意味の分からないことを言っている。 そして、一番後ろの田上が 無理やり参加させられました、助けてくださいオーラを出しながら、こちらを凝視 「さ、いくわよ!」 と、再び歩き出す 田上、ガンバ! しばらく歩き 「あーーーーもう!なんで本当に草しかないのよ!」 「草公園になまえかえようぜ!」 「さんせーい!」 と、いろいろ勝手なことを言っている 「そして、このこうえんはえいえんに草公園としてかたりつがれるのであった。」 こころがなぜかまとめる なるほど… 何もないから無事故なのか… すると、集合の号令が掛かる 優奈が俺のほうを向いて 「えーー!もう終わり?!」と文句を言う いや、俺に言われても 急がないと間に合わないので、 みんな走り出す 「きゃぁ!」 優奈が転んで、海人に体当たりする。 「ぎゃぁ!」 俺は優奈が地面に激突する前に手をとり、なんとか助けるが 海人という尊い命が奪われてしまったようだ 「海人…お前の事は忘れない!」 「みがわりありがとー!」 と、海人を置いて行った
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