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この道を使っているのは事故以来
数人しかいないけど、今日はやけ
に少ない…と言うより、いない。
みんな何ビビってんだ…
ボクは流れてくる汗を拭いもせず
に自転車をこぎつづけた。
だって遅刻しそうなんだもん…
もうすぐアルプスだ。
すると急に風が吹いてきた。
『涼しい! 恵みの風だ!
この風に乗れたら学校まであっと
言う間に着けるのになぁ!』
次の瞬間、ボクは急ブレーキをかけた。
『人がいる…アルプスの上に…』
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