姉貴

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『ミチル!ミチル!起きな!』 『ん~』 聞き慣れた声… 姉貴だ… 『ミチル!夏休みはまだだぞ! 早くゴハン食べて学校行きな!』 『あれ…つばさは…?』 『あ?あ?あ?誰? つばさ?』 『うん…』 『あ~いやだいやだ、童貞くん! オンナに飢えて夢と現実の区別も つかなくなったか! 今のことは、あづさには黙ってて やるから、とっとと支度しな!』 姉貴は、新聞紙を丸めてボクの頭 を2~3回叩くと部屋を出ていっ た。 なんだ…夢だったのか… 同じ夢を見る方法があるとしたら ボクはまた彼女に会いたいと思っ た。 『さ、支度するか!』
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