0人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「少年よ、お主の覚悟、見せてもらおうか…。」
「な、なんだってんだよ!」
剛を包んだ光から声が聞こえてきた。
「今からお前の頭の中に、ある呪文を流す、それを、詠唱せよ…。」
「わ、わかった…。」
そう返事をすると、剛の頭にもの凄い勢いで何かが流れ込んできた…。
「KEN坊、今、行くぜ!!」
顔をあげると、KENは閻魔の腕を振り切り、ライト・クラッシュで反撃していたが、劣勢には変わりはなかった…。
「KーーーーEN!!!!」
「た、剛??」
「我に宿りし、炎の力よ!! 我と同調し、その力を示せ!! フレイム・オブ・フォース!!」
剛がそう叫んだ瞬間、炎が剛を包みこみ、KENの時と同様、剛の体から炎が発せられた…。
「剛!! お前!!」
「俺も、戦えるぜ! 喰らえ!! 炎の一撃!! フレイム・ブラスト!!」
KENの回りにいた閻魔が、波状に消えた。 しかし、閻魔の親玉であろう巨大な閻魔が二人に向かってきた。
「行くぜ!! KEN坊!!」
「おう!!」
二人は同時に閻魔へと飛び込んだ。
「我が光の力よ!!」
「我が炎の力よ!!」
「我らと同調し、その力を示せ!!」
「ライト&フレイム・オブ・バニッシャー!!」
「ギャァァァァァ!!」
閻魔は消え去った…。
「剛、お前まで…。」
「大丈夫だ、これからは、お前の、力になるぜ!!」
「ありがとう…。」
しかし、これからだった。
KEN達は、さらに厳しい戦いへと、足を踏み入れてしまった…、
最初のコメントを投稿しよう!