第五章 仲間

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「少年よ、お主の覚悟、見せてもらおうか…。」 「な、なんだってんだよ!」 剛を包んだ光から声が聞こえてきた。 「今からお前の頭の中に、ある呪文を流す、それを、詠唱せよ…。」 「わ、わかった…。」 そう返事をすると、剛の頭にもの凄い勢いで何かが流れ込んできた…。 「KEN坊、今、行くぜ!!」 顔をあげると、KENは閻魔の腕を振り切り、ライト・クラッシュで反撃していたが、劣勢には変わりはなかった…。 「KーーーーEN!!!!」 「た、剛??」 「我に宿りし、炎の力よ!! 我と同調し、その力を示せ!! フレイム・オブ・フォース!!」 剛がそう叫んだ瞬間、炎が剛を包みこみ、KENの時と同様、剛の体から炎が発せられた…。 「剛!! お前!!」 「俺も、戦えるぜ! 喰らえ!! 炎の一撃!! フレイム・ブラスト!!」 KENの回りにいた閻魔が、波状に消えた。 しかし、閻魔の親玉であろう巨大な閻魔が二人に向かってきた。 「行くぜ!! KEN坊!!」 「おう!!」 二人は同時に閻魔へと飛び込んだ。 「我が光の力よ!!」 「我が炎の力よ!!」 「我らと同調し、その力を示せ!!」 「ライト&フレイム・オブ・バニッシャー!!」 「ギャァァァァァ!!」 閻魔は消え去った…。 「剛、お前まで…。」 「大丈夫だ、これからは、お前の、力になるぜ!!」 「ありがとう…。」 しかし、これからだった。 KEN達は、さらに厳しい戦いへと、足を踏み入れてしまった…、
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