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「だーかーらー、なんで剛まであんな力に目覚めちゃうのよ!」
亜木は、あきらかに怒っていた。
「なんでキレるんだよ! これで、KEN一人に負担かけなくてすむじゃんかよ!」
剛と亜木は、学校を出たときから、ずっとこの話をしている…。 聞いているKENもさすがに、イラついていた…。
「だって、彼氏があんなのと戦うのを許すわけないじゃない!。」
KENは驚いた。 今は地球の運命がKENと剛にかかっているのだが、亜木には、その重要性がわかってないらしい…。
「あ、あのなぁ、亜木、俺がー」
「俺たちが!だろ?」
「あ、そうだな。 俺達がやつらと戦う理由覚えてるか?」
「うん!」
亜木が自信ありげに答えるので、説得は容易に見えた。 しかし…。
「でも、地球の運命よりも、剛と私の運命の方が大事なの!」
KENも剛もあきれてしまった。
自分たちの星の運命よりも、自分の幸せが大事とは思いもよらなかった…。
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