第六章 刺客

3/6

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
亜木が爆弾発言をして、数秒間、KENと剛はあきれた目で亜木を見続けた。 「な、なによ! そのあきれたっていう目は!」 「そりゃそうなるだろ…。」 KENがため息をつくと、剛がKENに耳打ちをした…。 「なぁ、KEN、ここは俺に任せてくれないか?」 「別にいいけど、どうすんだ?」 「まぁ、見てろよ。」 そういうと、剛は亜木の元へとあるいて行った。 亜木は笑顔で、剛を迎え、 「なになに? 戦わないで私と一緒にいてくれるの?」 「いや、俺は戦う。」 それを聞いた瞬間、亜木がぶちギレた…。 「なんでよ! 私は、こんなに剛が好きなのに、大切な人は失いたくない、だから、戦わないでほしいのに! 地球なんてどうでもいい!私は剛と一緒にいたいの!」 「うるせぇ!!」 剛が怒鳴った。いつもなら、右ストレートが飛ぶ。 だが、飛ばなかった。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加