対面

3/6
前へ
/909ページ
次へ
「おい、祐美!お前…何言ったか分かってんのか!?」 土方さんが走って来た。 「あ、土方さん!あ、そうだ。これ、お釣です。 ありがとうございました!」 「ああ。…って、そっちじゃねぇだろ!! …芹沢の手癖の悪さを知らねぇ訳じゃねぇだろ!?」 「…知ってます。怒りっぽいって所も…。 断ったら、どうなるか分んないですし…。 それに、お酒が入っていない分、幾らかマシかと思いまして」 「そっちじゃなくてなぁ…」 土方さんは、頭をガリガリと掻いた。 「大丈夫ですよ。 何かあったら、すぐに逃げて来ます」 うちは、芹沢さんの部屋に向かった。 心配そうにしている、土方さんと沖田さんと斎藤さんを残して…。
/909ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2044人が本棚に入れています
本棚に追加