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土方さんの首目掛けて竹刀が振り下ろされ、寸での所で止まった。
うちの背後から、かなりの殺気を感じる。
これは流石に土方さんも起きた。
「何すんだ、総司!!」
「土方さんこそ、何してるんですか?」
沖田さんは、土方さんの首から竹刀を離して言った。
「!?」
土方さんはうちを見て、バッと手を離した。
「祐美…お前…何してんだ!?」
うちはむくりと起き上がって、元の位置に座った。
「…土方さん起こそうとしたら引っ張られて…////…抱き締められました…////」
「ほーら、土方さんが悪いんじゃないですかー!」
沖田さんが、更なる追討ちをかけた。
「…わ、悪ィ…」
「…もういいです…」
土方さんだから…チャラにします…。
「ところで、何で沖田さんが此所に居るんですか?
自室に向かったはずじゃあ…?」
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