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一ヶ月くらい経った、ある日。
この時代の生活にもだいぶ慣れてきた。
仕事もきちんとこなし、空時間が出来るくらいだ。
先日、浪士組は新撰組の名を公にした。
隊士達も徐々に増え始めた。
これから活躍していくんだなぁ、と思うと、ワクワクしてくる。
うちは、自分がタイムスリップして来た事を言わなくなった。
とゆーか『他言するな』と土方さんに言われた。
この事を知っているのは、近藤さんと芹沢さん。
それから、山南さんと沖田さん。
永倉さんと斎藤さん。
源さんと藤堂さんと原田さん。
そして、お恋。
土方さんが特に信用している人だけだ。
まぁ、芹沢さんは信用と言うよりもバレたからなんだけど…。
「オラァ!!芹沢先生が帰ったぞー!!」
新見さんの声がした。
うちは、急いで出迎えに行った。
「お疲れ様です、芹沢局長、新見局長!」
その時、芹沢さんたちからお酒の匂いがした。
「高橋、これを土方に届けろ」
「…はい。分かりました…」
芹沢さんはお梅さんを連れて、部屋に行ってしまった。
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