新兵

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腹に響く衝撃、殴られた!? 「おい糞ガキ。不満そうな表情じゃねぇか」 鉄雄は必死で詫びの言葉を捻り出す。 「まぁいいだろう…次からは気をつけろ。」 鉄雄を殴った男が玄関ホールを見渡し、そろったようだな…呟く。 「俺の名前は長谷川 十兵衛だ。教官殿と呼べ」 「俺の任務は貴様ら糞ガキどもを一人前の兵士に鍛えあげることだ。…知っての通り我々は現在中国、統一朝鮮、他に東南アジア諸国と戦争状態にある。」 「俺は1日でも早く貴様らを戦場に送りこめるようにと中佐から命じられている。期待に応えてくれ。以上だ」 「「はい!教官殿!」」 素晴らしいタイミングで俺らは返事をする。今日初めてあったのになぜかぴったしタイミングだった。
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