届かない想い…

クラス

「じゃあまた帰りね。」

『うん。ばいばい』

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ…

あーぁ那緒行っちゃった
那緒は誰にでも積極的だから
すぐに友達出来るだろうなぁ

あたしも頑張ろっ!!

深呼吸をして、自分のクラスに入った。

クラス内を見るとやっぱり知らない人ばかりで、不安を抱きながら席に座った。

でも不思議とみんな話しかけてくれるもので…

「おはよう!!あたし金沢あいってゆーの!!１年間よろしくね♪」

ちょっと小柄で可愛い子…

『おはよう!!あたし川崎瑠奈。よろしくね!!』

「うん!!」

『あー話しかけてくれてありがとね、あいちゃん。』

「いーぇ全然!!ってかあいでいいよーあたしも瑠奈って呼ぶ!!」

『うん!!よろしくね、あい』

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「でね!!…………」

『あはは…あいウケるー』

あいと中学時代の話で盛り上がってる時、

ｶﾞﾗｯ

誰かが教室に入ってきてあたしは目をやった。