白雪

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━━━━ 沈黙の中、私は積み重ねられた冊子の山に最後の一冊を置いた。 窓は結露で曇っている。 窓に浮かぶストーブの淡い光のその奥は、迫るような暗闇。 窓の外を見て、溜め息を指に吹きかけた。 手は切れなかったものの、紙に水分と油分を奪われて私の指先は白く皮膚がカサついている。 感覚が鈍って、すり合わせた自分の指が他人のものみたいで、不思議な感触だった。 .
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