白雪

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. 準備室を出ると寒くて、ゾクッと身震いする。 廊下の電気は消され、奥の方は何も見えないくらいに真っ暗だ。 準備室が暖かい空気と光に守られていたことを実感する。 私は暗闇に向かって一歩足を踏み出した。 薄暗い不気味な廊下をパタパタと走る。 (7時かぁ…遅くなったな…。 マコト、部活から帰ってきてるかなぁ? 買い物面倒だから、今日はカップラーメンでいいよね。) 走っている間は、迫ってくる闇の怖さを紛らわせるように沢山考え事をした。 私は教室着くと溜め息を一つだけつき、置いていた荷物をさっさとまとめて学校を出た。 .
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