プロローグ

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満月の夜の話。 満月の夜、田口一真の心を その綺麗で明るい光でさえ 晴らすことはできなかった 真っ暗で冷たく ただ1人で閉じこもっていた だがその夜 小さな小さな 米粒ほどの明かりが一真の心には灯った 希望の光 一真にはその明かりでさえ眩しく見えた そして――――小さく微笑んだ 一真の目線の先には 涙を流し座っている女の子がいた
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