動き始めた停止

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よく見ると全員それぞれ違う武器を持っている。 ライフル ハンマー 日本刀 鉤爪 棍 チャクラム 弓 薙刀 ここでツッコミを入れろと言われたら、俺は「ここは武器万博か!?」と、言うと思う。 美樹はそんなメンバーの視線を半分集めながら、前にある教卓に移動した。 ちなみに視線のもう半分はこの場に異色として存在する俺にむけられている。 ここでツッコミを入れろと言われたら、俺は「俺は参観日に来た親か!?」と、言うと思う。 そこで日本刀を持ったポニーテールの女子生徒が言った。 「美樹、この男子は誰だ?」 やっと触れてもらえた。 見ていられるだけの羞恥プレイはきつかった。 そして、美樹は平然と一言いった。 「ストーカーよ」 「ちょっと待てぇぇー!ついてくるように言ってたくせに、何で勝手に着いてきた人みたいに言うんだよ!?転回が急すぎてついていけねえよ!」 そのツッコミをライフルを持った、チャラチャラした感じの男子生徒が言った。 「ストーカーの着いてくると、転回についてくるを掛けたツッコミなのか?」 「そこを拾わないでくれ!偶然だし、うまいとも思えないから!恥ずかしいから!って、言うか美樹もいい加減止めてくれ!」 「皆、とりあえずそこのストーカーはいない方向で」 「ストーカーは良いとしても、いない方向で進めるな!何か悲しいから!」 それを聞いた巨大ハンマーを持った小さな女子生徒が言った。 「ストーカーが一番良くないと思うなぁ」 そして、最後にしめたのは棍を持った長身の男子生徒の「収集つかねえぇー!」だった。
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