妖魔滅却の忍。

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といっても彼女が疲れている理由はそれだけではないのだろう。 彼女も年頃の女の子、恋する年頃でもあるだろうし、その他色々な事情で悩むこともあるだろうが、そこは一つ置いておくことにしよう。 「せめてもうちょっとしっかりしてくれればなぁ…優柔不断すぎなんだよ…」 疲れの原因である誰かの愚痴をこぼしてはいるが、彼女は気付いていない… 辺りは暗く、人気もない、あるのは月の光だけ… そんなときに決まって訪れるのは…大概悪い何かだと決まっている…
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