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「ふぁ~眠い…」
朝から学校の廊下で眠たそうにあくびをしながら歩いているのがこの物語の主人公『本郷流稀(ホンゴウ ルキ)』である。
一応、『皇黒学園』で今日から通う…ピカピカの中学一年生だ。
ルキ「今日から中学生かぁ」そう独り言をつぶやきながら階段を上がっていると上から女子生徒の声が聞こえてきた。
「ねぇさっきの見た?あの小学生!ちょー可愛いかったよね!?」
「うん見た見た!でもなんで小学生がいるんだろう?」
「さぁ?わかんな~い」
キーンコーンカーンコーン…
「あっ教室戻んなきゃ!」
ルキ(小学生?なんで小学生が中学校にいるんだ?…まぁどうでもいいかっ)
ルキはこの時、眠たさでそれどころではなかった。
ルキ「ってチャイムなったじゃん!いそがないと!」
場面は変わって『教室』
担任「えぇ私が今日から君達の担任になった…………」
ルキ(はぁ早く終わんないかなぁ~帰りてぇ~)
ルキがそう思っていると担任が当たり前だけど凄い事を言い出した。
担任「そうだ!君達にも自己紹介をしてもらおう!」
ルキ(えぇなんか嫌だな…)
そして一人ずつ出席番号順に自己紹介を始めた。
担任「では次っ」
ルキ「えぇ~と本郷流稀っていいます。中学では消極的ではなく積極的にみんなと接していきたいと思っているのでよろしくお願いします」
ルキ(ふぅ何とか言えた…みんないい人そうだしまぁやっていけそうだなっ)
そう思っているルキを後ろで不敵な笑みで見る一人の男がいたがルキは全く気づいていない。
放課後……
ルキ「はぁ~やっと終わった!さぁ帰ってゲームして寝ようっと!」
…完全なダメ人間である
そういいながら廊下を歩いていると目の前に小さな影が見えてきた。
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