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それはある日の月夜の晩だった。
私、Aこと瑛(えい)は従姉妹のOこと葵(あおい)と月を見て語っていた。
勿論、月を見て乙女らしくお月様ってとても綺麗ねウフフなんて言ってたわけではなく。
「やっぱり月は総受けでしょ。で周りにいる星が攻めでさぁ」
「…お月様…ハーレム……」
私はニヤニヤ。
葵は無表情で口数少なく呟いた。
葵の両親は葵が幼いころ「アフリカの動物とお友達になりにいくわねテヘ☆」と訳分からない事を言って旅立ったため葵は自分の父親の兄(私の父親)、つまりは伯父の家に来た。
私達は姉妹のように育って立派な腐女子だった。
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