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俺は恋をした。
いつも
公園のベンチで本を読んでいる貴女に。
風で揺れる長い黒髪
フレームの無い眼鏡
木漏れ日がスポットライトになって、貴女を輝かせてる。
俺はいつも
2つ隣のベンチで、お昼を食べながら
貴女をチラチラ眺めていた。
声を掛けようか
でも、ナンパだと思われないだろうか。
そう考えてしまう。
悶々としていると
いつの間にかお昼休みはろくに食べられないまま終わっていて、貴女を見る時間も終わってしまった。
明日こそは、声を掛けてみよう
今日も心に決めて、慌てて会社に戻った
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