エピローグ

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終わったら目が覚めた。 しばらく布団から 出られなかった。 何かが私に訴えた。 まだ出ちゃ駄目って。 お姉ちゃんが来た瞬間 布団から顔を出した。 涙が溢れた。 何故か分かった。 私は人生を嫌いと感じていたからだ。 女の子に何があったのか分からない。 でも泣いていた。 確かに歌いながら泣いていた。 と言っても私と同じ年頃で わたしの頭には鮮明に 五年後たんぽぽ満開 一面にたんぽぽの花 咲き誇りますように の言葉が強かった。 ちゃんとたんぽぽも描かれ続けた。 そして私は何故か座りながら歌っていた。 私はホラーにしたくなかった。 心霊現象のようだが 違う気がした。 女の子がいつか ここに来る気がしたから。 ーFinー
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