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「現在時刻は…午前2時半、か」
「とりあえず君達は一端家に帰った方がいいかな。DOLLについては明日教えてあげるから、どこかで待ち合わせしよっか!」
「あ、あの!だったら、この街の中心部にある噴水の所、はどうかな…?」
「噴水?うんわかった!じゃあそこに…何時?」
「お昼!俺、お礼代わりに連れていきたいところがあるんだ!」
「僕達の友達にお店で働いてる子がいるんだ!その子の料理、とってもおいしくて…!」
「料理!!?」
ぱあっと顔を輝かせたイールに額を押えるザイル。
不思議そうな顔のジョンとマルクにイールは笑顔で言った。
「俺、食べ物にほんっと目がなくて!嬉しいよ!」
「兄さん、ほどほどにね」
「あぁ!もちろん!それじゃあ二人共、家まで送るよ!」
「あ、でも!お二人は…?」
「ん~ホテルを一応予約してあるから大丈夫!」
そう言って笑うイールに手を取られてジョンとマルクは歩き出した。
ザイルもその後に付いていく。
「あ、じゃあ俺はここで…ありがとうございました!」
「うん!じゃあね!」
「僕はもう少しこっちです」
「ラジャー♪」
そんなこんなでジョンとマルクと別れた二人は街の中心部にあるという噴水の場所を確認し、ホテルへと向かった。
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