第3話 覇竜討伐

5/7
前へ
/61ページ
次へ
『そうか…ならお前とはこれで終わりだ!』 アカムトルムは速度を緩めずにキョウイチに突進していく キョウイチも避けようとせずに立っていた 迫るアカムトルム 両手で斬馬刀をしっかりと握り、目の前にアカムトルムが来た瞬間…一気にふりおろした アカムトルムも何が起こったかわからないまま死んでいく アカムトルムの体は2つにわかれ倒れた 頭部から股まで一刀両断されていたのだ アカムトルムが死んだのを確認すると地面に座り込むキョウイチ 体を纏っていた光もなくなっている 『疲れた~』 ポーチから道具を取りだし信号弾をあげる 『気球に乗ってるやつらもわかるだろ…』 ギルドにクエストが終わった事を知らせたのだ 『もう動けねぇ…』 地面に大の字で横になるキョウイチ 『帰るか…アイツも待ってるだろうし』 荷物を片付けながら、素材を回収し…竜車が迎えに来る場所まで歩いていくキョウイチ その姿を遠くから見る二つの影 『あの男が我らの敵』 『ああいう奴の恐怖を感じた時の顔がたまんないわぁ…いまやりましょうよ』 『いずれ時がきたら戦える…』 『ちぇ…』
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加